櫛は、髪を梳(くしけず)る、汚れを取り除く、髪に挿して飾る道具として、古代から装身文化の重要なアイテムでした。江戸時代には、多彩な飾り櫛がつややかな黒髪を美しく演出します。一方、力強い彫刻が印象的なアフリカの櫛、ビーズや鳥の羽を華やかに飾ったオセアニアの櫛など、髪質、その地域の文化や習慣などにより、櫛の姿は実に多様です。18世紀後半~20世紀前半の日本、アフリカ、オセアニアの櫛をご紹介します。
第一章日本-象牙の櫛
第二章日本-鼈甲、牛爪の櫛
第三章日本-木櫛
第四章貝、金属の櫛
第五章江戸時代の櫛
第六章明治時代の櫛
第七章大正時代の櫛
第八章昭和時代の櫛
第九章束髪、洋髪の髪飾り
第十章アフリカの櫛
第十一章オセアニアの櫛
第十二章古代の櫛