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化粧文化 COSMETIC CULTURE
もっと知りたい日本髪

007

島田髷(しまだまげ)

2020.06.11

兵庫髷に続いて登場するは、日本髪の代表格、島田髷(しまだまげ)。これは一説には、当時人気絶頂の若衆歌舞伎の美少年が結っていた若衆髷(わかしゅまげ)を、東海道島田宿の遊女が取り入れて始まったといわれています。その後は町娘などにも大流行し、未婚女性の髪型の定番に。とてもバリエーションの多い髪型なので、見分けるポイントをひとつご紹介しましょう。

浮世絵 時代かがみ 安政の頃(1854~1860)/楊洲周延浮世絵 時代かがみ 安政の頃(1854~1860)/楊洲周延

図に注目してみると、髷(まげ)を折り曲げてその途中を元結(もとゆい)で締めていることがわかります。こうして"髷の途中を締めて"いれば、どれも「島田髷」の仲間、ファミリーとみて正解です。そしてこの島田髷、もしかしたらみなさんも見たことがある髪型かもしれません。それは、和装の花嫁姿。白無垢の花嫁さんの角隠しや綿帽子の中の髪型は文金高島田(ぶんきんたかしまだ)です。そう、島田髷は江戸時代から始まって今でも結われている、代表的な日本髪なのです。今度、和装の花嫁さんにお目にかかる機会があれば、ぜひ思い出してみてください。

島田髷の基になったスタイル 若衆髷/江戸時代初期(右)
島田髷は髷の途中を締める 元禄島田髷/元禄(左)島田髷の基になったスタイル 若衆髷/江戸時代初期(右)
島田髷は髷の途中を締める 元禄島田髷/元禄(左)

※このコンテンツは2015年から2018年にポーラ文化研究所Webサイトにて連載していた「やさしい日本髪の歴史」を一部改訂再掲載したものです。

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